国立科学博物館に行く

 今日、家族3人で行く。一番のお目当ては、息子が最近夢中になっている恐竜の展示。ぼくもかみさんも国立科学博物館は初めてで、期待して行った。

 全体の印象は、「博物館ってこんなに楽しいものなの?」という感じ。近くにある東京国立博物館は時折訪れるが、あちらは大人が静かに鑑賞するところという感じがするのに対し、こちらは子どもと一緒にワイワイしながら回ることができる。
 まず、写真が撮れることに驚いた。化石は手で触れるし、ウインドウケースに入っていない展示もたくさん。リアルなので迫力満点。これでワクワク感が増す。設備は親切設計で、音声付きの解説映像が随所にあり、休憩ができるところは多いし、ラウンジでは持ち込みの弁当とかも食べられる。

 思ったよりも多くの恐竜(骨)が展示されていた。ドカンとティラノサウルスが目に入ったかと思うと、奥にはステゴサウルスやトエリケラトプスも。そのほか、いろいろ。息子も喜んでいたが、ぼくも興奮したな。

 哺乳類もいっぱいあって、結構でかいんだなというのが新鮮な印象。ラクダなんかもあんなに大きいとは思わなかった。そのほかの生物のはく製やら化石もこれでもかというほどある。
 近世・近代の科学(?)の展示では、黒船のペリーから贈られた天秤や、カシオ三兄弟が発明した初期の計算機なども興味深かった。
 とにかく、太古の昔から最近に至るまでの生物、科学技術が見事に展示され、知的好奇心を刺激する。
 鑑賞中、ふいに小学生くらいのときに魚の図鑑をみて味わっていた知的興奮を思い出した。昔の同系統のワクワク感が呼び起こされたようだ。

 「シアター360」もすごかった。360度全方位に、大地をうごめく動物や大自然、地球内部、宇宙などが映し出され、その中を自分たちが猛スピードで飛んで行くような感じ。もちろん実際はその場で動かず映像を見ているだけなんだけど、浮遊感、スピード感が超リアルで、実際に生身で飛んでいくとこんな感じなんだろうなと思う。