浅草公会堂・新春歌舞伎、息子成人式、義父が亡くなる

1月1日(月・元日)
今年もおせちは大丸松坂屋で注文、お酒は日本酒「作 雅乃智」。僕の好物の鰤の南蛮漬けと目出度い八頭の白煮、息子が好きな伊達巻、雑煮はかみさんの手作り。家族で新年を祝った後、実家、義母義妹、叔父叔母に電話で挨拶。息子、国立競技場に、サッカー日本代表のタイ戦を見に行く。

2024 雑煮とおせち

1月2日(火)
老後の生活費の準備を検討。初詣、ウォーキング。ドラマ「VIVANT」1話を見る。昨年評判のTVドラマだが見ていなかったので、正月にまとめて見ようと思っていた。面白さ抜群で一気にドラマの世界に引き込まれる。ファブル セカンドコンタクト9巻、バキ道は最終巻の17巻、ONE PIECE107巻を読む。

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1月3日(水)
家族の年間計画を立てる。「VIVANT」の続きを見る。ベルセルク42巻を読む。

1月4日(木)
浅草公会堂、新春歌舞伎。「本朝廿四孝〜十種香〜」「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)〜源氏店〜」「神楽諷雲井曲毬(かぐらうたくもいのきょくまり) 〜どんつく〜」。全体的に明るく晴れやかで、いい心地になった。初めてイヤホンガイドを使った。初心者にはありがたい。ガイドがあるのとないのとでは大きく違う。歌舞伎は、ストーリーが分からなくても役者の所作に晴れやかさや美しさを感じられることから、様式美であると思う。ただ、歌舞伎は一幕を扱うことが多いために、その幕までのストーリーを知らないと、筋を楽しむことはしづらい。イヤホンガイドではそれが分かる。また、ガイドでは、ただ見ていては分からないことも解説してくれる。髪型•着物•道具•所作の意味、歴史的な背景、当時の風物など。歌舞伎は、様式美を深く味わうための見方•知識や、自分が知らない日本文化の一端に触れる機会を与えてくれそうな気がする。

浅草公会堂前

1月5日(金)
仕事始め。今年から一人飲みにいい店を開拓しようと思っていて、夜の会社の立食・短時間の新年祝賀会の後、店に一人向かおうとしていたら、タバコを吸っていたEさんと会い、一緒に行くこととする。店は目黒の「たけ美」。料理は美味しく、値段も良心的で、美味しいお酒もあり。Eさんと久々にゆっくり話もできた。

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1月6日(土)
新NISA積み立て投資先検討・設定、iDeCoろうきんから楽天証券への口座移管の申し込み。

1月7日(日)
52歳の誕生日。新NISA積み立て投資先検討・設定続き。整体、美容院。「VIVANT」見終わる。最後まで満喫、面白かった。中村メイコさんの訃報。大晦日肺塞栓症で亡くなったとのこと。先日見たテレビ番組では変わらず元気だったのに。残念。

1月8日(月・成人の日)
息子、市のホールで開催の成人式に出席。その後、各中学校に集まり、お祝いの会。義父のところに、義妹と行く。30〜40分ほど、義父の子ども時代の話など。自分の年間計画。息子いったん帰宅後、夕飯を食べに友達と出かけるも体調が悪くなり早めに切り上げて帰宅。息子、発熱。

1月9日(火)
息子、高熱のため、感染回避で外泊、泉岳寺アパホテル。会社からも近く、山手線沿線とは違い、比較的安価。夕飯は駅出口そばの「蕎麦屋 伊勢久」。夜、「コーダ 愛の歌」を見る。よかった。翌朝、初めて泉岳寺に行く。赤穂義士の墓に参ったところ、義士の戒名には皆「刃」の文字が入っていることを知る。

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義士墓解説

大石内蔵助の墓

大石主税堀部安兵衛の墓

戒名には皆「刃」の文字が入っている

1月13日(土)
「エアウィーブ」のマットレスとショルダーバッグを買う(エアウィーブは20日の受け取り。エアウィーブは明らかに腰によいと感じる)。

1月14日(日)
保元物語』を読む。ウォーキング。その後、仕事。午後、競馬の会、後楽園ウインズに。久々にKくんとも会う。馬券はさっぱり。その後、Sくん、Nと、水道橋駅前のビル上の「栞」という店に。飲み食いした後、十数年ぶりにカラオケ(カラオケまねきねこ)にも行く。

retty.me

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1月17日(水)
辻原登『籠の鸚鵡』読了。山一抗争を扱ったクライム小説。実家のごく近くが舞台で、地名、書店名、映画館名などは実在のもの。

1月19日(金)
午後から、鎌倉霊園に会社創業者の墓参。コロナ前以来。毎回、かなり寒く冷えるのだが、今回は穏やかで温かいくらいの天気でありがたかった。墓参後「峰本」で食事をいただく。

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1月20日(土)
iDeCoろうきんから楽天証券への口座移管に伴う手続き。「秋刀魚の味 デジタル修復版」を見る。

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1月21日(日)
シナリオ講座課題作成。生活費振り込み。『保元物語』を読む。運動改善検討。義父の施設から、義父の具合があまりよくないと連絡あり。むくみが出てきているとのこと。

1月23日(火)
父の命日。お供えに送っていた浅草の煎餅は実家には不評だった。その煎餅の味がどうこうではなく、関東と関西の煎餅に求める味の違いのようだ。

1月26日(金)
Fさんとともに、出来上がった単行本の見本をN先生の事務所に持参。少し話した後、先生と御礼のランチに。GINZA SIX 6Fにある「家寳 跳龍門(カポ チョウリュウモン) 銀座店」で飲茶コース。落ち着いた店で味もよく、先生にも満足いただけたようだ。シナリオ「東京人間喜劇」を読み終える。

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1月27日(土)
『古書の来歴』『増補 日本美術を見る眼』を読む。息子、久々に義父と会う。「東京物語 4Kデジタル修復版」を見る。

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1月28日(日)
保元物語』を読む。ウォーキング、洗車、ブログを書く。義父のところに行く。義母、義妹、かみさん、僕とで、施設のスタッフの方と見取りに向けての対応について話し合う。

1月30日(火)
昼、Iさん、Sさんとランチ。僕の誕生祝いということで、ご馳走してもらう。五反田(東京?)では知られた、ミート矢澤。いつも並んでいてこれまで入ったことがなかったが、珍しく並ぶことなく入れる。しかも昨日の肉の日に続いて、今日もそのサービスが続くということでランチのハンバーグの肉が無料で神戸牛にグレードアップ。美味しくいただく。夜は夜で「たけ美」に一人で行く。紀土のグラス、大根おろしジャコ、刺身3点盛り、秋刀魚の梅干し煮、大山鷄のスープで、2450円。安くて料理はうまい。

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ミート矢澤 初体験

1月31日(水)
年休。東博に行くつもりでいたが、朝6時半に義妹から電話。義父が亡くなったとの連絡が施設からあったとのこと。急ぎ準備して施設に家族皆で向かう。28日の話し合いでは食事も食べられているし、車椅子も自分で動かせているので、あくまで急変した時に備えて念のための話し合いという位置づけで週末にも会食の予定だった。だが、かみさんだけは、1月中旬くらいから嫌な予感、もうダメかもしれないと言っていて、昨日の見舞い時には義父の好物の刺身を持っていき、上半身にまでむくみがある様子をみて、覚悟を決めてお別れの挨拶をしてきていた。東日本大震災直前の1月25日に倒れて以来、福島県郡山の病院、そこから病院の被災で東京への移送、東京では幾つかの病院、老健、施設で暮らした。不自由な、しかも家族と離れての病院、施設暮らしの期間が13年も続いた。ただ、直前まで食事ができ、痛がることや苦しむことなく逝けたのはよかったと思う。86歳。