ちょっとした奇跡、でも…

 これはちょっとした奇跡(偶然が一つじゃなく、二つ、三つ重なったことくらいの感じ)ではないかと感じることが、6月19日(木)にあった。

 会社から帰ると、
 「パパ、うちの庭でね〜、こくわのメスを発見したんだよ!!!」と子どもが駆け寄ってきた。聞いてみると、夕方、子どもが、庭でもう使わずに折りたたんでいた人工芝をめくったところ、コクワガタのメスがいたんだという。ちなみに、人工芝をめくったのはダンゴムシがいると思ったからだ。

 「ほんとに、コクワガタのメスなの?」と聞いたら、近所のお兄ちゃんが持っているコクワガタのメスと実際に見比べてみたところ間違いないという。それに息子は、図鑑やらをみて世界のカブトムシ、クワガタの名前を覚えており、しかも、子ども特有の能力からか、映像・写真をみれば瞬時に名前が分かる。確かに間違いはなさそうだ。

 だれか飼っていたのが逃げ出したのか、逃げ出したメスが卵を産んだのがかえって、うちに紛れ込んだのか、それとも自然に山から飛んできたのか、とにかく理由は分からないのだけれど、カブトムシ・クガワガタに夢中になっている今、しかも子どもが自分で発見したというところに、ちょっとした奇跡を感じる。

 しかし、それ以来、触る、触る、触る。とにかく触る、落とす、頭に乗せるなどしているうちに、弱ってしまい、ついには昨日、成仏。触りすぎて弱ったからかどうかははっきりとはしないが、残念。この教訓は、うちの「さなぎ」(4匹)が成虫になった暁には活かされることだろう。