義父近所の老健に引っ越し、ざりがに釣り、新宿末廣亭、二つの塔、ドラゴン・タトゥーの女

6月17日(日)
午前中、ブログ更新と父の日で実家に電話。父と話す時間よりも母との話がはるかに長くなったのはいつもどおり。久々だったので1時間半ほど話す。昼ごろ義父が久米川の施設から、近所の老人保健施設に移ってきた。入所すぐは手続きなど落ち着かない時間なので、僕と息子は行かず夕方落ち着いたころに行くこととした。
昼飯後、息子と約束していたザリガニ釣りに。例年行く近所の公園。息子が1匹釣る。僕はそこに来ていた小学生たちや、通りがかったおばあちゃんと話してばかりで釣りはほとんどしなかった。でも楽しく過ごせた。途中ママから電話。今日は義父が疲れているということで、僕と息子は日を改めて行くことに。夕方、僕だけ靴屋にスニーカーを買いに行く。ニューバランスの安いが履き心地のいいやつ。今週末は仕事をしないで済んだので、ちょっとひと息付けた。

6月18日(月)
朝、ひと駅歩く。『労働の戦後史』の上巻を読み進める。連載企画案、その後、新コンテンツの作成に入るが、どうしたものか思案。Kさんに相談に乗ってもらう。

6月19日(火)
朝、ひと駅歩く。労政時報読む。午後、労政時報カレッジを聞く。MicrosoftのKさん、古川電工のSさん、コンサルタントのFさんの座談会のお話。Kさんのあきらめない、しょうがないと思わないということ、「I ’m here to help you to succeed」という上司のことば、Sさんの現場目線で従業員一人ひとりと向き合うというくだりが特に印象に残る。

6月20日(水)
朝、ひと駅歩く。労働の戦後史の上巻読了。夜、Mさん、Oさんに、古いがどうしても必要なパソコンと付属物のセッティングを部品探しからしてもらう。引き続きKさんに、新コンテンツについて相談。おおよそのメドがついた。

6月21日(木)
前夜寝たのが1時半だった割に、珍しく眠くなかった。朝風呂に入り、ひと駅歩かずに通勤。編集会議後、雑務をしているうちに1日が過ぎた。クールビズは気持ちが軽くなる効果がある。服装は生産性に大きく影響することを改めて感じる。

6月22日(金)
夜、久々に寄席に行く。新宿の末廣亭小三治さんが主任。2階の最前列で見る。2階まで客がいっぱい。小三治さんは「天災」で、からっと笑わせてくれた。さん喬さんの「天狗さばき」もよかった。雲助さんは休演で、代演は正雀さん「豊竹屋」、笑わせてくれました。仙三郎社中はいつもどおりなのがよかった。帰り、新宿三丁目の増田屋で蕎麦。店が明るくてきぱきしていて気持ちいい。ママ、夜、熱が出る。

6月23日(土)
ママ、熱は引くがまだ頭痛や体のだるさが残っていた。
昼間に「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」を見て、夜に、「ドラゴン・タトゥーの女」のDVDを借りて見る。
二つの塔は最後、ローハンの国王とアラゴルンたちが城門をうって出るところが何度見てもいい。いつもユニークで義侠心篤いギムリ、太っちょサムがオスギリアスの砦で印象に残るよい物語について話をするところがいい。
ドラゴン・タトゥーはまあ面白かったという感じ。ダニエル・クレイグは007のボンド役から危険な魅力を差し引いた感じ。リスベッド役のルーニー・マーラは初めて知った。危険でトリッキー、かつ儚くピュアで、クールな天才という複雑なリスベッドのキャラクターを、表情や仕草でうまく表していた。謎解きミステリーとしてはそれなりの時間の作品の割には難しくなかった。本編とは別に監督のデビット・フィンチャーが本編に合わせて解説を施している特典が付いていた。この撮影場所はどこかとか、どういう効果を意識したとか、ここは皆でどう表現するのがよいか話し合ったとか、映画作りのプロセスについて話をしている。フィンチャーによれば、この物語は40男と20代前半の若い女が互いを暗闇から助け出し調和に向かわせる作品であるという点で、稀有で素晴らしいとのこと。なるほど、ミステリーよりもそこですか。