息子の運動会

 この前の土曜日の予定が雨で延期になって今日に。
 年少の昨年はもともと平日開催で仕事のため観られなかった。今年も観ないで来年も観れなければ、幼稚園時代の運動会を1度も観れないことになってしまうことから、今日は会社を急きょ休んで観ることにした。
 午後に雨の予報があり、30分繰り上げて開催。年中組である息子の演目は、かけっこ、ダンス、玉入れ、親子ダンスである。

 かけっこは練習では常に3人中3番、つまり一番ビリケツだったようで、毎日の練習からして嫌で、本番当日も「観に来てほしくない」とばかり言っていた。「一生懸命やればいいじゃん」というのは大人の理屈で、まだ年中の息子には通じない。
 そして今日。「よーい」の格好は様になっているけど、「ピっ!」の笛の合図の後のスタートが3人中ダントツで遅い。いきなりのカーブで抜くのも遠慮気味、最後はママに手を振りながらゴール。やっぱり3着だったが、手を振ったのが息子らしくてなかなかよいと思う。それに、走るのが遅いわけではなさそうだから、そんなに悔しがることもないんじゃないか、というのがパパとしての感想(少々親バカが入っているかな)。

 かけっこが終わると、表情がいきいきし始める。嫌なものが終わって気が楽になったんだろう。ダンスは、円の中央に、クラスで作った車を置き、チキチキバンバンの音楽で踊る。みんな自分で作ったシートベルトをたすきがけにしている。息子のシートベルトにはカブトムシらしき絵が見えた。

 玉入れは「ぼくのクラスは強いよ」と息子が事前に言っていた自信の演目。観てみると、息子の動きはのんびりで他の子たちが一生懸命(笑)、もっと頑張れよ、と思っていると、ひょこっと、息子の投げた玉が網に収まっていた。1回目は3クラス中圧倒的な1位、2回目は3位だった。

 これまでの様子を観ていて、息子は負けず嫌いだけど、ややのんびり屋で遠慮気味の性格なのかも、と思う。

 親子ダンスはぼくが参加。一番前まで連れ出して元気に踊る。音楽にのってというのではなく、スキンシップ系の簡単なダンス。

 ちょうど雨が降り出す前にすべての演目を終え、室内でお弁当を食べて自由解散。息子は安堵感と、ご褒美の金メダル、シャボン玉の液、なわとびをもらって喜んでいた。