<結論>メイショウサムソン(現在の複勝オッズ:1.9〜2.8)
過去10年のレース傾向からは、次の5点が注目される。
1.日本馬優勢:出走数に占める連対数を示す連対率は、日本馬16.3%に対し、外国馬は6.8%と、日本馬が明らかに優勢
1から、以下は日本馬で連対した馬の実績をみる。
2.重賞実績:
<4歳以上>
牝馬戦を除く芝2000m以上のG1に勝ち鞍があるか、最低1度の連対を含め2度以上の入着(5着以内)があること。日本の4歳以上で連対した11頭は全馬これをクリア。なお、これとは別に、重賞3勝以上というのも条件で、こちらは11頭中9頭が該当
…[満たす]ウオッカ、コスモバルク、メイショウサムソン
<3歳馬>
上記条件をクリアをしていれば文句なし。それ以外なら、牡馬クラシックで勝ち鞍か、最低1度の連対を含め2度以上の入着があること。日本の3歳馬で連対した5頭中4頭がこれをクリア。なお、重賞勝利数は2勝以上が条件で、これは5頭すべてが該当
…[満たす]ディープスカイ
3.東京芝でG1・Jpn13着以内:日本の連対馬16頭のうち13頭が該当
…[満たす]ウオッカ、ディープスカイ、メイショウサムソン
4.年齢は6歳まで、中心は4歳:4歳が、連対数(8頭)、連対率(1.0%)ともにトップ。3、5〜6歳も大きな差はないが、7歳以上は連対例がない
…[満たす]ウオッカ、ディープスカイ、メイショウサムソン
5.牡馬優勢:過去10年の連対馬のうち19頭は牡馬。牝馬は2着1回のみ
…[満たす]ディープスカイ、メイショウサムソン
ウオッカは「牝馬」扱いしないほうがいいというのは今年の安田記念の教訓。その意味では、ウオッカを含め、ディープ、メイショウの3頭のダービー馬の争いとみてよいだろう。
結論はメイショウとする。理由は、(1)石橋に代わったことで最初から前につけ、身上の粘りが生きる走りが期待できること、(2)JCは距離以上のスタミナ勝負となりがちなこと、(3)57キロの斤量は魅力であること―である。
なお、買い方は常に複勝。
<08年の予想成績>27戦15勝