リトル・ミス・サンシャイン

 固執していたり、絶望していたり、閉じこもったりしていてバラバラの家族が、無邪気な末娘のオリーブの夢であるミスコン参加のため、1000キロを超える道を、ポンコツバスで行く。
 旅の途中も、家族それぞれの人生に動きがあって、落胆、落胆。それでも、クラッチの壊れた車をみんなで押してスタートさせているうちに、結び付きを感じて、それぞれに力が湧いてくる。

 家族は、どんなときも、まずは一緒にいることが大切(暴力はダメだろうが)ということを感じさせる作品。問題が解決できていなくても、家族との結び付きを感じれば、家族みんなの心は開く。