南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表、義父初盆、「地面師たち」、「キングダム 大将軍の帰還」、神護寺展、山量亡くなる、髪結新三勘九郎初役、鰻の新仔を初めて食べる、「続 拝啓天皇陛下様」、左上の親知らず抜歯

8月3・4日(土・日)
猛暑。暑さでどこに行く気もやる気も出ない。新しい固定電話のセッティング。『日本外史』を読む。整体。安部公房『けものたちは故郷をめざす』を読み終える。よかった。

8月7日(水)
年休。定例の外来、つつがなし。昼は久々に高田牧舎に。生ビールに、特製ボロネーゼとピザシチリアーナは、かみさんと分けて。

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8月8日(木)
午後から、執筆者のK先生の事務所の方々と、日頃お世話になっている印刷会社の工場見学に。以前訪れたのは2018年8月のことで6年ぶり。機械や方法が新しくなっているところもあり、勉強になった。夜、一人で大泉学園「長谷川」に。こちらも久々。生ビール、小肌のぬた、地鶏のつくね2本、梅ねぎうどん。どれもうまし。16時43分ころ、宮崎県の日南市で震度6弱。19時15分、気象庁から南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表される。

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8月9日(金)
19時57分、神奈川県西部で最大震度5弱地震。会社にいた。携帯の緊急地震速報が鳴った。

8月10日(土)
義父の初盆の法要でお墓のある福島県いわき市に、かみさんと義妹、僕の3人で泊まり掛けで行く予定にしていたが、義母がここ数日の地震の状況から行かないほうがよいと希望。急きょ、行くことを取りやめる。息子が外泊。夜、かみさんとこちらも久々、保谷の「ハフェ村」に。生ビール、焼き肉(牛タンネギ、ロース、ホルモン、豚トロ)、海鮮チヂミ、水冷麺。かみさんの飲み物はマッコリ。満足。

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8月11日(日)
日本外史』を読む。ブログを書く。「アイリッシュマン」を見る。マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デニーロ主演、アル・パチーノジョー・ペシ共演。ジョー・ペシが特によかった。

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8月12日(月・山の日)
かみさんのがん保険再検討。義母・妹の家に行く。義父の仏壇にお参り。

8月17日(土)
『かな: その成立と変遷』を読む。話題の「地面師たち」を第5話まで。論語に注釈を付す作業。「ビバリーヒルズ・コップ: アクセル・フォーリー」を見る。エディ・マーフィーは歳をとったな、太ったな、アクション大丈夫かなどと思いながらも、なんやかんやで最後まで見る。

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8月18日(日)
ウォーキング、7時からなら暑さはまだマシだった。『日本外史』を読む。夕飯は、かみさんと大泉学園フレッシュネスバーガーに。先月から息子に彼女ができて、週末もかみさんと二人で食べることが増えてきた。『地面師たち』を見終わる。評判どおり面白かった。キャスティングがバッチリ。首謀者ハリソン山中が人を殺しすぎるというストーリーがマイナス点。地面師は知能犯に徹してほしかった。殺しを使わないで不気味さを出すのが難しかったのか。

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8月21日(水)
夏休み。今年の夏休みは五月雨方式で取得、その2日目。朝一番で、ユナイテッドシネマとしまえんに「キングダム 大将軍の帰還」を見に行く。映画館で見ると、やはり迫力が違う。王騎役の大沢たかおが特によかった。午後、東博の「創建1200年記念 特別展『神護寺空海真言密教のはじまり』」に行く。空海中心の展示なのだが、最澄の人柄に関心を持った。おそらく人一倍実直で真摯な人だったのではないか。空海が唐から持ち帰った品々を記載した「御請来目録」(国宝)は、最澄の手によるもの(記録として、また自身の学びのために記したのではないか)。また、現存する唯一の最澄自筆の書状「尺牘(久隔帖)」(国宝)は、高雄山寺(今の神護寺)の空海の下にいた愛弟子の泰範に宛てたもの。「久隔清音(久しく御無沙汰を)」と書き出しているところから、「久隔帖」と呼ばれる。内容は、空海の詠んだ漢詩に対し和詩を奉りたいが、先に空海から送られた詩の序のなかに知らない書物の名があり、その内容を空海に聞いて知らせてほしい、というもの。当時47歳の最澄が、文中、空海を指す「大阿闍梨」の箇所で行を改めるなど、7歳年下の空海に対して礼を尽くしている。このほか、特に素晴らしいと思った作品は、「金銅密教宝具(金剛盤・五鈷鈴・五鈷杵)」「釈迦如来像」。もちろん、高雄曼荼羅金剛界)や、薬師如来立像、五大虚空蔵菩薩坐像が見られたのもよかった。薬師如来立像は寺で見たはずだが遠かったのか記憶が曖昧になっていて、今回見た第一印象は記憶より細くて顔が小さい、というものだった。また五大虚空蔵菩薩坐像は寺では見られなかったので今回初めて。法界虚空蔵が特によかった。さらに、1828年、すなわち江戸末期に高橋逸斎により制作された両界曼荼羅の気の遠くなるような細かな仕事に驚いた。
大阪のラジオで活躍していたタレントの山量(山本量子さん)が18日に亡くなっていたことが報じられる。残念至極。

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8月24日(土)
『かな: その成立と変遷』を読み終える。歌舞伎を見に行く。
1.梅雨小袖昔八丈:髪結新三
勘九郎、新三初役。悪の本性をあらわしてからは声色が変わる。ただ、もともとの人の良さが印象に強いためか、あるいは地にあるためか、迫力にやや欠ける。長三郎はちょい役だが元気があってよし。家主役の彌十郎はぴったり。勘九郎の新三との30両をめぐる掛け合いは面白い。ユニークな鰹売りの売り声。初鰹は今なら7〜8万円相当とのこと。不思議というか面白いと思ったのは、悪人である新三が罰らしい罰を受けることなくストーリーが展開すること。幸四郎演じる親分との立ち回りで一太刀浴びせられるも、その後は切口上で終わる。勧善懲悪でないことについて、昔の人はどう思っていたのか。
2.艶紅曙接拙(いろもみじつぎきのふつつか):紅翫
風俗舞踊。芝翫の家が演じる時は「紅勘」の「勘」の字は「翫」の字となる。今回、紅翫役を演じるのは長男の橋之助。「接」(つぎき)とは、いろいろな踊りをつなげていくこと。紅翫が目だけの面(目かつら)をつけて、怒り上戸、泣き上戸、笑い上戸の三人上戸を踊り分ける。その後、通称五目踊り。熊谷直実、(仮名手本忠臣蔵の)斧定九郎、老人の与市兵衛、そして三番叟の翁の舞……などと続く。伽羅先代萩の若君や政岡も出てくる。踊りのつながりにも理由があるようだ。他の役者が虫売り、団扇売り、朝顔売り、蝶々売り、角兵衛獅子などを演じ、賑やかに舞う。角兵衛獅子は勘太郎。真面目で実直さを感じる踊り。

8月25日(日)
近所の人気の果樹園に行き、シャインマスカットを買ってくる。朝9時40分に着いたら、すでに長蛇の列だった。みんな待ちに待っていたという感じ。スムージーはシャインは売り切れも、梨はあったのでそれを飲む。うまし。昼前に、義母・妹の家に、シャインマスカットを持っていく。昼を食べましょう、ということになり、近くの台湾B級グルメの店でおいしく楽しく食べる。

tabelog.com8月30日(金)
五月雨夏休みの3日目。神保町に行く予定にしていたが、台風10号悪天候のため見送る。美容院。ワンピース109巻、テラフォーマーズ再開の23巻、読了。昼は久々の「鰻のまこと」。静岡磐田産の、この1週間だけ食べられる新仔(初めて食べる)で、しかも珍しいメスということで楽しみに食べると、普通のよりもかなり柔らかい。おいしい。が、僕は普通の少し香ばしいコクがあるもののほうが好み。肝焼きも売っていたので久々に食べる。満足。これで今年の夏の鰻の食べ納めかな。夜、「続 拝啓天皇陛下様」を見る。野村芳太郎監督。今ではなかなか描写できないシーンがあり、考えさせられた。

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8月31日(土)
左上の親知らず抜歯。もう抜けたの?という感じで終わる。札幌2歳SPOG指名馬のファイアンクランツは賞金加算ができない3着。ただ、伸びしろは感じた。月間計画。夜、「ユニオン」を見る。オーソドックスなストーリー。

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